夜に舞う桜~夜桜~

悠side


「俺、こっちだから」


「大樹!またな!」


さてと…どうするかな…。


あの時にでも圭の番号、聞いとけばよかったな。


後悔しても遅いけど。


電話するか?


…やっぱ直接の方がいいか。


天龍の倉庫にでもお邪魔した方が早い気がする。


「「あっ」」


……ん?


俊の声と…誰の声だ?


顔を上げるとそこにいたのは天龍だった。