私は総長イスに座わり、話を始めた。


早く言わないと話が脱線するしね。


「私が来たのは、美龍と天龍の闇打ちの件でだ」


みんな真剣な顔になる。


それに合わせて私の口調も夜桜口調。


そして重い口を開く。


「敵は風龍だ」


「「っ!?」」


これでもかってくらい目が見開いている。


突然だ。


風龍には因縁がありすぎる。


「相手は薬をやっている。私達じゃ無理かもしれない」


そこまで言うとシ一ンッとなった。