「…ん…っ」


窓から差し込む光に目が覚める。


カーテン閉め忘れたのか…。


あれ、太陽の位置結構高くない?


時計時計…。


近くに置いてある時計を頑張って引き寄せる。


えっ、10時!?


ヤッバ!


今日は倉庫に行く約束なのに!!


遅くなったら悠に怒られる!


それだけは絶対に嫌っ!


私は急いで準備をして1階に下りた。


「あれ?お父さんがこの時間にいるなんて珍しいね」


「忘れ物をしたんだ。真冬こそ、学校はどうした」


「休んだ。今、美龍と天龍が闇打ちにあってるんだ」


「天龍?」


美龍もだよ…。


って言うか、なぜ天龍だけに反応?