和斗が立ち上がったので、私も立ち上がった。


なんていうか、条件反射的な?


「行こっ」


「あれ?真冬さん、どこか行くんですか?」


「うん」


そういえば、どこ行くか聞いてない…。


和斗に聞こうと思っていると、勇気が耳打ちしてきた。


いつの間に近くまで…。


「このクラスには、関東No.1の族・天龍がいます。夜桜とバレないように」


「…わかった」


天龍って双龍の次の位置にいる?


それは危険かも。


気をつけないと…。