「あいつがキレるとやべぇぞ。お前も気をつけろ」


苦笑いで言う大杉。


額には運動もしてないのに、なぜか汗が滲んでいる。


そんなに怖いのか?


全然想像出来ねぇぞ?


「あ、ああ」


こいつとは仲良くなれそうなんだがな…。


あ、そうだ…。


「大杉」


「悠でいい。圭」


「おうよ。ところで、悠と大樹は知り合いなんだろ?どうして学校が違うんだ?」


俺の記憶が合っていたら、悠は真冬が屋上から飛び降りた時に大樹が叫んでた奴だ。