「俺は榊原 圭。あいつとは仕事仲間だ」


さっきから気になるこいつの目…。


族の目だ…。


「…お前も族の者か」


って言うか、真冬が言ってた気もするが…。


こいつの口からちゃんと聞きたい。


「正解。族の名前は言えねぇけど、副総長をしている」


副総長?


そんなに強いのか?


真冬が泣きついた時、こいつは優しい顔をしていた。


だからか、全然副総長って感じがしねぇ。


「単刀直入に聞くが、あいつの事をどう思ってる」


ハァ…。


気持ちに気づいたとたんにこれかよ…。