私はお兄ちゃんに抱きつき、子供のように声を出して泣いた。


この年になっても泣くなんて本当恥ずかしい…。


でもね?それくらい嬉しかったんだ。


お兄ちゃんがまた私の名前を呼んで笑ってくれることが。


「お、おい。どうした?」


「ヒック…よかっ…たよ…ック…」


「…心配かけて悪かったな」


そうだ……。


謝まらないと…。


私のせいでこうなったんだから…。


謝って、ありがとうって。


ちゃんと伝えよう。