少し錆びれた倉庫のドアを開けて中へと入る。


もうあれだね。


勝手知ったるなんちゃらってやつ。


「「真冬さん!こんにちは!」」


私に気づいた下っぱ君達が、あいさつをしてくれた。


「こんにちは!」


私はそれだけ言うと幹部室へ向かう。


今日はやけに静かだな……。


いつもは、もっとうるさいのに…。


そんな事を考えながら、幹部室の扉を開けた。


「圭一?」


そういえば、何となくここに来たけど圭いるよね?


家は知らないからわからないし…。


…あ、メールしたら良かったんだ。


今頃気づいたや。