「双…龍…?」


まじかよ……。


龍の情報は本当だったのか…。


いや、信じてなかった訳じゃない。


だが、夜桜は神出鬼没だからわからねぇんだ。


それに、双龍がいたとしても夜桜もいるかはわからねぇ。


「フッ。天龍か」


男達が一人の男を囲むように立った。


じゃぁ、あの真ン中にいるのが…。


“夜桜”…?


「あの!総長の…夜桜…に話しが…」


俺は思いきって言ってみた。


あの時のお礼を言うために。