夜に舞う桜~夜桜~

「龍、どうだった?」


「…いない」


どこにいるんだよ!


探し始めてもう一時間は経ったぞ⁉︎


こんだけ探してもいねぇってことは、今日は来ていないのか?


その時…。


路地裏から突然バキッと鈍い音が聞こえた。


この鈍い音には覚えがある。


なんたって、俺達はその世界にいるから。


「…情報だと、そこの公園には雨龍がいる」


雨龍…。


あいつらも風龍と同じもの。


様子だけでも見に行くか。


「…龍、行くぞ」


「ああ」


俺達は公園に向かった。