「…ん…もう8時…?」


仕事は10時…。


9時にはここを出ないと…。


…あれ?誰かいたのかな?


部屋には誰かがいた形跡と、香水の匂いが残っていた。


この香水…圭?


モデルの時とか、だ、抱きしめられた時に香った匂いと同じだ。


入ってきたなら起こしてくれたら良かったのに。


って、早く準備しないと!


ゆっくりしてる時間はないんだった!


私はすぐ着がえて、軽く化粧をして総長室を出た。