私はいいから…お兄ちゃんだけは助けてっ…。


私から大切なお兄ちゃんを取らないでっ…。


「拓さんっ、下の奴らが全員ヤラレましたっ」


「そっちの下っぱっは、双龍と氷龍の面子が倒した。後はお前を倒すだけだ」


「フッ。それはどうかな?」


「何?」


余裕な顔をするあいつと、眉をしかめるお兄ちゃん。


何を話してるの?


ここからだと全然聞こえない…。