「拓さん!双龍と氷龍が攻めて来ました!」


っ!?双龍と氷龍が⁉︎


あまりの早さに私は驚くしかなかった。


神様は…私の祈りさえも聴いてくれないのっ?


お兄ちゃんやみんなはどうなるの?


「フッ。…ヤレ」


ヤバイ…。


水無月拓の目は本気だっ。


お願い……。


お兄ちゃん…こないで…っ。


私はどうなってもいいからっ。


お願いっ、こないでっ。


だけど……。


私の願いは…虚しく砕けちった…。