「ふざけんな!!お前、コイツになにしたんだよ!?」



「なにって……これを打ったのさ」



っ!?
あれは……。



「お前、それ……」



「ああ。―――バンパイアの血だよ。コイツをその女に打ったのさ」



「っ……てめぇふざけんなよ!!」



「バン……パイアの……血……??」



「―――まさか」



「ああ、コイツはバンパイアの血を打ったなんて知らねぇよ。言うわけねぇだろうが」



「っ……てめぇふざけんなよ!!お前の目的はなんだ!!誰の指示だ!?答えろよ、おい!!」



俺はもう怒りが爆発していた。
感情的になってはイケないこともわかってた。