百鬼夜行の主




『…お察しの通り、あなた様は人間ではありません…鬼の娘…半分鬼の人間です』



鬼灯がよわよわしい、しかしはっきりとした声で言う。


私は眼を見開き、小さく震えた。


この力も鬼だから…私が妖怪の主なのも人間じゃないから…


頬に自然と涙が伝う。


そうか…私は人間じゃない…妖怪なんだ…