―変わった人間だ 助けられたからというだけの理由で警戒心0で妖怪(俺ら)に近づいてきた奴なんて今までいなかった。 俺達妖怪は恐れられている者。それに対して全く恐怖を抱かない奴なんていなかった。 『…気にいった』 俺は啾瑠に近づいた。 『俺、お前が気にいった。暇な時あそこのビルに来い。百鬼夜行に乗せてやる』