風の刃が木々をなぎ倒していく。 私は全力疾走して校庭の真ん中に行った。 『そこにいたら逆にやられやすくなるぞ?』 確かにそうだ。校庭は広く、見晴らしがいい。判断ミスと考えてもいいだろう。 「知ってるよ。判断ミスしたと思った?」 今は魔天楼を持っていない。戦うことはできない。 ならば、時間を稼ぐしかない。私はあたりを見渡す。 すると校庭の隅に鉄パイプがいくつも置いてあった。