百鬼夜行の主



「何しに来たの?」


私はベッドに腰をかけ、鬼灯に訊いた。



『最近、雑魚妖怪が増えたのは主様もご存じですね?』


当たり前だ、自分で言った言葉を忘れる馬鹿はいない…たぶん


『それで、こちら側も探ろうと思いまして…』


ふっと鬼灯の服装を見た。


…鬼灯は私の通う高校の制服を着ていた。