百鬼夜行の主




私は真っ暗な空間にいた。



右も左も、此処が広いのかまでも分からないようななにもない空間に私はいた。



見渡しても誰もいない。なにもない。



ゆっくりと歩き出してみる。



真っ暗でなにもない。しかし、なぜか恐怖は無かった。