百鬼夜行の主


幽side

30分後―


「終わったみたいだな…」



切り倒した妖怪たちが塵になる。



私は塵になってゆく妖怪を無視して、私と同い年ぐらいの少年に話しかけた。



「大丈夫か?」


私が少年に話しかける。-あれ?



私は心の中にどこか違和感を覚えた。



―この人、どこかで…?