ー廃ビル

『お久しぶりっす!!!!主様!!』『今日はどいつを締め上げますか!?』

百鬼が大声で私に向かって叫ぶ。騒がしい連中だ…私は微笑みながら、息を吸った

『お前ら!!用意はできたか!?人に仇なす妖怪達に容赦は要らねぇ!!!!!!!!!』


『『『『『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!』』』』』


百鬼の雄叫びが、廃ビルに響き渡る。私はヤタガラスの背に乗り、百鬼に背を向けた。

「お前ら!!今から百鬼夜行だ!!!!!黙って俺の背についてこい!!!!!」