鬼灯side 俺は遊園地の門の前で立っていた。 待ち合わせの時間は午前10時、俺の性格上待ち合わせの時間の10分前に来てしまった。 「……まだか?」 俺はボーッと人混みを見ながら呟いた。すると、見慣れた顔の女性がいた-雪羅だ 「ほら、もう鬼灯来てるんですよ。いつまでそうしてるんですか!?」 雪羅が誰かの腕を強引に引きながら俺の近くに来た。