「幽ちゃーん、服買ってきて…あれ?四月朔日くん?」
雪羅がたくさんの紙袋を抱えながら走ってきた。とことこという音が似合いそうな走り方をしながら、雪羅は笑顔で私の前に来た。
「あ……雪羅さん……」
四月朔日くんが小さく呟いた。ふと顔を覗いたら四月朔日君の頬は赤く染まっていた。
雪羅は四月朔日君の顔を見ると、とても可愛い笑顔になった。
「四月朔日君お久しぶりですね。お買い物ですか?」
「あ、うん…そうだ…そうです」
四月朔日君がたどたどしく話す。私は小さく首をかしげ、その姿をただ見ていた。
メニュー