百鬼夜行の主



「クッソ…」


私は刀を地面に刺してある刀を掴み、立ち上がろうとする。


しかし、動くたびに身体が悲鳴を上げ吐血する。


私は気力だけで立ち上がり、下賤な笑みを浮かべている気狐を睨む。


『やっぱり弱ぇ、鬼李の娘のくせして何も出来ねえくそ野郎だな…』


下賤な笑みを浮かべている気狐―しかし、目は笑っていない。とても冷たい、氷よりも冷たい目をしていた。


『…そろそろ、そこの鬼ともお別れにしてやるぜ!!!』


気狐の刀が、鬼灯向かって振り下ろされる。


一瞬で、私を恐怖が支配した。血まみれの鬼灯が、フラッシュバックされる。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

私は、最後の力を使い鬼灯の前に立った。


『『『『主様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』』』』


百鬼たちの声が、鼓膜を貫いた。


刃が目の前に迫る時、私は目を閉じた。


瞬間、何かが私の脳内を駆け巡った―