互いの刃が妖しげな光を放ちながら、ぶつかり合う。
お互いが触れ合う音など聞こえない。聞こえるのは突風の吹き荒れる、獣の咆哮のようなすさまじい音だけだ。
私はただ、鬼灯に近づくために刀を地面に刺し立ち上がる。
『主様!!』
声が聞こえ、私は後ろを振り向く。
―しかし、そこには誰もいなかった
「え…?」
瞬間、下腹部に強い熱を感じた。熱がしばらくすると痛みに還元される。胃から何かが駆け上がり、口から赤黒い液体が吐き出された―私の血だった。
『『主様!!!』』
雪羅と鬼灯の叫び声が、突風の音をしのぎ私の耳に届いた。
痛みのあまり、私はその場で膝から崩れた。


