百鬼夜行の主



鬼灯が私を地面に下ろす。そして、静かに微笑む。


『遅れてしまい、申し訳ありませんでした、俺も戦いますよ』


鬼灯が首切り包丁を肩に担ぐ。そして、気狐に向かって妖しげな笑みを浮かべた。


『よくも主様を嬲ってくれたな、糞狐』


殺意をたっぷりと含んだ冷たい目を気狐に向けた鬼灯は、首切り包丁を構える。


『前やられた鬼か…また俺にやられるか…?』


気狐が鬼灯同様、殺気を含んだ目を向ける。


『俺はただ、主様を守りに来ただけだ』


鬼灯が地面を蹴る。同様に地面を蹴った気狐と刃がぶつかり合い、妖気を含んだ突風が吹き荒れた。