百鬼夜行の主




「よーく聞け!!お前ら!!」


瞬間、ざわついていた妖怪たちが一気に静かになった。


「今宵は二丁目の妖怪を切る!容赦はいらねぇ、人にあだなす妖怪に容赦は無用!!全力でついてこい!!」


瞬間、

『『『『ウオォォォォォォォォ!!!!』』』』


妖怪たちの叫び声が上がる。


「行くぞ!!」


私はヤタガラスに乗った。


百鬼を率いる、百鬼夜行の主として―