「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」

~刹那side~
「夕俟様!」




あたしは精一杯の笑顔で、数時間前後にした倉庫に足を踏み入れた。




あたしの手に握られるブーケを不審そうに睨み、神崎さんは低く唸る。




「来るな!今来られると保てない」