海底と地上に大きすぎて埋められない溝があるように。
埋まらない溝はあたしや瑠愛を締め付けるだけで。




「ばいばい…瑠愛」




届く前にいつもの如く堕落する。




そんなあたしに後方からかかる声は、求めるものとは違えど甘く、美しいそれで。