春の言葉が終わると、みんなが拍手をする。


「んじゃ、相沢の席はそこなんだ」


「はい」


春の席は、アイツ…幸村聖の隣だ。


アイツは春のことが好きなんだよな…。


いくら春は気づいてないとはいえ、複雑。


「隣、聖だったんだ。よかったぁ…」


「ははっ、まあ、なんかあったらすぐ言えよ。あと、クラスの奴の名前教えてやるから」


「ありがとう!」