僕の想いが届くように



「はい、俺がつくったやつ…」


俺がそう言うと、先生が納得したような顔をする。


「それだね、フラッシュバックの原因は。そのケーキ、彼女が記憶を失くす前食べさせたことあるだろう?」


「はい、あります…」


「じゃあ、間違いない。フラッシュバックは味覚でもなるんだ」


味覚でも…。


「そ、うなんですか…」


「これから、こういうことは段々多くなっていく。簡単に言うと、徐々に記憶が戻っていく。味覚以外にも感覚や痛覚でもフラッシュバックは起こるからね」