僕の想いが届くように



「えっ……」


春の言葉を、一瞬疑った。


「た、食べたことあるって…」


「なんでかわからないんだけど…食べたことがある味なの…」


「…っ……」


ああ、春は完全に忘れているわけじゃないんだ…。


ちゃんと…身体は覚えているんだ…。


「た、高原くん…?」