僕の想いが届くように



―――…コンコンッ…


病院に着いて、病室の扉をノックした。


「どうぞー…」


病室のなかから聞こえてくる、春の声。


俺は扉を開けて病室のなかに入った。


「よ」


「…あ、高原くん」


俺が来たとわかると、春が少し微笑んだ。


「飯田とかは、もう帰ったのか?」