「あー、確かに。校内で有名だったしなー」 「春も満更でもなさそうだったしね♪」 彼方と、南野の言葉に俺の機嫌が悪くなる。 春の彼氏が俺だけじゃないって思うと…ムカツク。 「でもさ、春と喜多川くんが付き合ったのは中3のときだから春は覚えてないんだよねー」 「あ、そっか」 だけど、その言葉で俺の機嫌の悪さが安らいだ。