「春ちゃんにと思ってさ!これ見ればなにか思い出すかな―っと思ってよ」 そう言って彼方は笑い、南野を呼んだ。 「なにー?っあ!それ卒アルじゃん!なつかしー!!」 彼方に呼ばれてこっちへ来た南野のテンションが上がったのがわかる。 「今日春ちゃんに見せよーぜ!」 「それいいねー!彼方もたまにはいいこと考えるんだね!」 さりげなく南野が失礼なことを言うと、彼方は「ひでー!」言って叫んだ。