「…まあ、せいぜい頑張れよ。でも、これだけは覚えとけ」


すると、幸村が俺の胸ぐらをつかんだ。


「……春がこれから好きになるのは、俺だ」


「……」


そして、最後にフッと笑って幸村は俺の前から立ち去った。