――――――…。


「―――…あ、高原おはよー」


「ん?ああ」


教室に入ると、南野が話しかけてきた。


そして、南野の隣には同じクラスの幸村聖がいた。


コイツ…春の幼馴染の奴だよな…。


「高原、ちょっといいか?」


幸村も俺に気付いたのか、そう言ってきた。


「あ、ああ…」


俺はなんだ、と思いながらも幸村に返事をした。