「―――…ふあ…」


「おっはよ、優斗!!」


朝登校していると、背中に激痛が走る。


「いってぇ…!」



あまりの痛さに、顔を歪めながら後ろを振り向くと


「あはは、そんなに痛かったか?」


なんて呑気なことを言って笑っている親友、彼方がいた。


「痛ぇよ!」


「悪ぃ悪ぃ。軽くやったつもりだったんだけどなっ!」