「えっ……や、やだなぁ…嘘ばっかり…」 南野の言葉に、春は顔を歪ませた。 「嘘じゃないよ!あたしと春は、去年に高校生になって…それで2年生になって春に彼氏ができたのっ…」 そして、南野は涙を流し始めた。 「高校生…?か、れし…?」 春が俺のほうを向く。 「春…。俺のこと……わかるよな?」 頼む…… 笑って俺の名前を呼んでくれっ…。