僕の想いが届くように



――――――――…


―――ガラッ!

30分後、俺は病院に着き病室のドアを開けた。


「…あ、高原。やっと来た!」


病室に入ると、南野がひょこっと顔を出してきた。


南野、嬉しそうだな。


「ほら、春!高原来たよ~」


南野が春に伝える。


そして、俺は春がいるベッドへと近づいた。


「春……」