春の姿を見て、俺は大きく目を見開く。


「は、る…?」


「……うん」


俺の言葉に、春は小さく頷いた。


やばい、可愛すぎる。


淡いピンク色のワンピースに、ふわふわと巻いた髪。


それに、少しメイクしているようだ。


「どう?春、ちょー可愛いでしょ?力作!」


南野は得意げな顔をして、満足そうに笑っている。