僕の想いが届くように



幸村の言葉は当たっていて、俺は言葉につまる。


「ちょ、聖…?」


「春、帰るか。勉強見てやるから俺んち来な」


「は?」


幸村んち?


「なんだよ。なんかあんの?」


幸村の挑発的な口調。


「当たり前だろ」


男の家に女がいくんだぞ、それに幸村は春のことが好きなんだし、なにかするかもしれない。