その日は、翔くんにつれられ保健室で休まさせてもらった。 2時間目ぐらいに友達が、むかえにきてくれた。きっと翔くんが、わざわざ私のクラスまで行って連れてきてくれたんだろ。 「美和~。体調悪いって大丈夫?」 「え!? あ、うん。大丈夫だよ。」 翔くん。 体調悪いことにしてくれたんだ。 なんとなく私と翔くんの秘密と思うと嬉しかった。 「美和。ニヤニヤしてどうしたの?」