もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

結局、おじさんは陽太達に付いていくことになり、優衣は1人淋しくMバーガーへと向かう。


「もーっ、なんでこんなに暑いのっ」


真上で照りつける眩しい太陽。


熱い陽射しが、汗ばんだ素肌にヒリヒリと直撃する。


まさに、花火大会日和!


町は活気付き、行き交う人々は皆、どことなくウキウキと浮かれている。


けれど……、


「はぁ〜あっ。なんだか虚しい……」


優衣の心だけ、どんどん沈んでいく。