もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「ねぇ、陽太……。おじさんを連れていってくれない? あの花火の迫力、きっと驚くよ」


「いーよ。あっ、でも、夏月にバレちゃうじゃん」


「そっか……」


諦めて、食事を始める2人。


「あら、なっちゃんはもう知ってるんじゃないの?」


「えっ!?」


母親のツッコミに、動揺を隠せない陽太。


「なんだよ! 母ちゃんと約束する前の話だろーっ」


「しらじらしーっ……」


呆れて、ため息をつく優衣。


「まぁ、なっちゃんが知ってるなら安心! 陽太、おじさんをよろしく」


「はいはいっ、分かりましたっ」


「私、おじさんに言ってくるね」


急いで、サンルームへと駆け上がっていく。