もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「でも……、あそこにはカーテンを取り付けてないので、ゆっくり眠れないんじゃないでしょうか?」


おじさんの睡眠を心配する母親。


『イエイエ、星空を仰ぎながらグッスリ眠れマス。タクサンの緑にも囲まれて、モー快適デス!』


「そうですか! まぁ、あそこならお父さんが行くことはないし、2人はいつでも妖精さんに会えるわね」


「うん、賛成!」
「俺も!」


「それでは、サンルームでゆっくり過ごして頂きましょう。そうと決まったら、みんなで大掃除よ!」


「えっ、夕飯は!?」


「そんなのは、あと! まずは、妖精さんの引っ越しよ」


「えっ……」
「まじかよっ」


『オ、お構いナク……』


母親に誘導され、全員急いで2階に上がっていく。