もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

そこからの流れは、まるで変わった。


「そうねっ、お父さんには内緒にしましょう。いい! 2人共わかった!?」


「う、うん」
「分かってるよっ」


母親が先頭に立って、仕切りだしたのだ。


「ただ、優衣の部屋っていうのはどうかしらねぇ。一応、女の子だし」


「お母さん、一応って……」


「あっ、そうよ! 陽太の部屋を使って頂くっていうのはどうかしら?」


「やりーっ!」
「お母さん酷いよーっ! 私のおじさんなんだからねっ」


「そうよねぇ」


『アノーッ……』


3人の顔を代わる代わる見つめながら、何か言いだそうとしているおじさん。