もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

「いらっしゃいませ。チーズバーガーとコーヒーですね」


張りきって接客する優衣。


「次のお客様どうぞ。……えっ!!」


そこには、財布で顔を隠している瑞希と、その隣りで静かに微笑む沙也香が立っていた。


「どうしたの!?」


「もう馴れてきた頃かなぁって思って……」


瑞希もヘヘッと笑いながら顔を出す。


2人はハンバーガーとコーラを注文してから、空いているテーブルの方へ歩いていった……。


「お友達でしょ!? 今、落ち着いてるし……、休憩してきてもいいわよ」


隣りで接客していた女性社員が、ポテトのLサイズを手渡し目でOKのサインを出している。


「やったぁーっ。立花さんっ、ありがとうございまーす!」


嬉しそうにポテトとジュースを抱えて、2人のテーブルに向かう……。


「もーっ、ビックリするじゃーん」


「ビックリさせたかったんだもーん」