父親と母親の小言を聞き流しながら、慌ただしく箸を運ばせる。
「ごちそうさまーっ」
早送りで夕飯を済ませると、角砂糖をサッとティッシュにくるみポケットに詰め込んで、陽太の部屋に急いで戻る。
オセロゲームの決着はついていたようで、おじさんと陽太は楽しそうに語り合っていた。
「何、話してんの!?」
「あっ、おじさん……。姉ちゃんには内緒だよ」
『アイヨ』
「感じ悪ーいっ! おじさん、もう部屋に帰ろっ」
『アイヨ』
優衣は、揃えた両手のひらの上におじさんをそっと乗せた。
「おじさん、おやすみーっ」
『ヨータ、お休み』
「ごちそうさまーっ」
早送りで夕飯を済ませると、角砂糖をサッとティッシュにくるみポケットに詰め込んで、陽太の部屋に急いで戻る。
オセロゲームの決着はついていたようで、おじさんと陽太は楽しそうに語り合っていた。
「何、話してんの!?」
「あっ、おじさん……。姉ちゃんには内緒だよ」
『アイヨ』
「感じ悪ーいっ! おじさん、もう部屋に帰ろっ」
『アイヨ』
優衣は、揃えた両手のひらの上におじさんをそっと乗せた。
「おじさん、おやすみーっ」
『ヨータ、お休み』


