もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚

そして、異常な程明るい工藤はその場で着替え始めた。


「あっ、ゆいちゃん、ロッカーはそこね。制服は中に入ってるけど、女子はこの奥の更衣室で着替えてっ」


「はいっ、ありがとうございます」


着替えが終わった工藤は、バタバタと慌ただしく店の中へと入っていった。


「書いた?」


「うん」


手渡したタイムカードを、ラックに戻そうとする大谷。


「あれっ、一番上しか空いてないじゃん」


「本当だぁ」


「届くか?」


「届きます!」


「いやっ、無理だろー」


「全然、大丈夫っ」